ホーム サイトマップ 検索

ホームページ内で検索

閉じる

ニュース&イベント

常石エンジニアリング フィリピンへ初の海外赴任者を派遣

2024年4月3日

常石エンジニアリング フィリピンへ初の海外赴任者を派遣

フィリピンTTSPでの体験談を語る大崎さん

常石エンジニアリング(以下、当社)は、常石造船の子会社で、フィリピンで船舶設計を手がけるTSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc. (以下、TTSP) に、2021年9月から2023年9月までの2年間、社員1名を派遣しました。当社からの海外赴任は、この社員が初となりました。この赴任に選抜されたのは技術部機電設計グループの大崎寛幸さんです。大崎さんは、以前から海外の実習生たちと友好な関係を築いていて、その実績が高く評価されて、晴れて選抜されました。

 

今回の海外派遣の背景には、当社の海外展開の強化と、TTSPとより緊密なコミュニケーションを図ることで、設計作業の連携を円滑にし、作業効率を向上させる狙いがあります。

派遣当初に直面した課題は、言葉の壁と文化の違いでした。最初は英語での意思疎通が上手くいかず、また両国の文化の違いからくる認識のずれもあり、苦労が絶えませんでした。そこで、大崎さんは、「常に相手の立場に立つ」という気持ちを大切にし、持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、この難題をひとつひとつ克服していきました。

 

TTSPでの大崎さんは、当社と良好な関係を構築していく場面で大きく貢献しました。当社からの設計依頼や重要事項を分かりやすく現地の言葉に翻訳し、細部のニュアンスまで現地スタッフに伝え、情報を共有したりと、両者のコミュニケーションをサポートしていったそうです。

帰国後も、現地スタッフが当社とスムーズなやり取りができるように、業務マニュアルを英文で作成するだけでなく現場での担当割り当てなどの体制整備も行いました。それにより以前は、日本の設計サポートが中心だったTTSPの業務が、今ではTTSPがメインで設計業務を取り仕切ることができるようになりました。

 

大崎さんは、「海外赴任で作った繋がりを、これからも活かしていき、両社の発展に貢献したい。」と熱い思いを語っています。

当社は今後も、グループ関係会社との連携も含めた対応力強化や海外事業拡大によるグローバルな成長を目指し、経験と技術力を活かしてTTSPのエンジニア教育にも注力していきます。

 

PAGE TOP